スプリット       2008年9月17日


 「ディオクレティアヌス宮殿」の城壁の前にある南国風の海岸通り(左)

 スプリットの街を見渡せるレストラン「POLJANA」にて昼食をしながら、 アドリア海や沖にあるブラチェ島、スプリットの市街地を眺めたあと、海岸通りである遊歩道へ。
 遊歩道の西端は赤い建物で行き止まり、左手に聖スランチェスコ教会がある。  噴水に面した公共国広場を囲んで、柱廊アーケードが美しいコの字型の建物「プロクラディヴェ」ある。
 建物の東には、北に延びるマルモン(マルモナヴァ通り)があり、遊歩道はここから、 「ディオクレティアヌス宮殿」の遺跡の前を通って、フルヴォエフ通りまで続く。
 遊歩道からフルヴォエフ通りの鐘楼が見える辺りの城壁に宮殿の正門である南門があり、  その門を潜って、「ディオクレティアヌス宮殿」の中に入る。
 スプリットの海岸通り  地図の中央の建物が海岸通りです              <クロアチア スプリットにて>
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 ディオクレティアヌス宮殿の玄関で歌う男性カルテット(左)

 「ディオクレティアヌス宮殿」の中へ入ると、 地下通路になっていて、ショップが並んでいる。 上に出ると宮殿の中庭に出る。
 列柱広場(ペリスティル広場)と呼ばれている中庭は、宮殿の中心でメインストリートが十字に交差していた。  広場の両側には12本のコリント式の列柱が並んでいる。
 広場の東にはディオクレテイアヌスの霊廟があり、その跡に大聖堂が建っている。  広場の南側、地下通路の上には宮殿の玄関部分の建物があり、中に入ると、5人の男が輪を組んでいた。
 彼等は歌いだした。 スプリット名物のクラパと呼ばれるアカペラ(無伴奏)のコーラスで、4人の男性カルテットだ。  大聖堂の前には、ディオクレティアヌス帝がエジプト遠征の際持ち帰ったスフィンクス像がある。
 広場の西側には、皇帝がユピテル神を私的に祀ったユピテル神殿があるが、後にキリスト教の洗礼堂になった。  宮殿の東西南北に銀鉄銅金の門があり、その一つである北の門(金の門)に向かう。
  ディオクレティアヌス宮殿の玄関跡  地図の中央の黒丸の建物が玄関跡です              <クロアチア スプリットにて>
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 ラディチ兄弟広場に建つ18世紀バロック様式のミレシ邸(右)

 北門に連なる宮殿の北側の城壁の外に広がる緑地の中に巨大な像が立っている。  聖書を持っている銅像は、ニンのグルグール司教で、願掛けして、司教の足を撫ぜると願いが叶うという。
 中世初期の聖ベネディクト教会の遺跡を覗いてから、西門(鉄の門)からナロドニ広場(人民広場)へ。  広場には今は民族学博物館になっている市庁舎や 16世紀に盛期ルネッサンス様式で建てられたカレピチ邸がある。
 南に歩くとラディチ兄弟広場(果物広場)がある。  広場には、現在はクロアチア芸術科学アカデミー付属科学芸術研究所がある、 18世紀バロック様式のミレシ邸がある。
 広場から海岸通りに出て、スプリットの街の散策を終える。
   ラディチ兄弟広場にあるミレシ邸  地図の中央の建物がミレシ邸です
    <クロアチア スプリットにて>
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アドリア海岸の国を歩く